販売金融方式

西ドイツにある貯蓄銀行では、ファンタリングによく似た「販売金融方式」と呼ばれる金融が行われているようです。これは、銀行、売り主、買い主という3者間で、買い主の債務を銀行が連帯保証をするといった契約と言われています。銀行が買い主の信用調査を行い、限度額を設定、銀行はその限度額内で商品代金債務を連帯保証するというのが、この取引の方法と言えるでしょう。買い主が商品を受け取り、満足すると、勘定書の写しを銀行に提出し、銀行から支払いが行われるというのがこのシステムと言えるでしょう。その後、銀行が支払った金額を買い主は月賦で納めていくことになるようです。このとき、利息と手数料とは買い主負担になるため、売り主は一切費用を負担することなく取引が出来ると言えるでしょう。これは、日本における立替金融にも類似していると言えますが、日本では買い主が消費者という立場であるのに対し、西ドイツでは買い主が生産者であるという違いが挙げられるでしょう。また、ファクタリングでは、売り主の債権を買い取るというのが取引方法であるのに対し、この方式では銀行が連帯債務者という立場をとるとするため、形式が異なると言えるでしょう。経済的な観点から見ると、債権を買い取ったのちにすぐ支払いが行われるため、ファクタリングと同じ機能を持っているとも言えるでしょう。信用調査を行うことや、限度額の設定、また、債務者からの取り立てといった面においてもファンタリングとの類似性がうかがえると言えるでしょう。

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