譲渡担保金融

ドイツでは早い段階から帳簿債権の譲渡担保金融というものが銀行によって取り扱われてきたと言われています。これはアメリカにおけるアカウンツ・レシーバブル・ファイナシングと同様に行われてきたとされ、短期で一回だけ大口金融を担保したいがために、大口の一個、もしくは複数の債権が譲渡されることもあったようです。しかし、一般的には、債権譲渡担保金融取引というものは、長期的に継続して融資を担保することを目的とし、開店的な当座貸越信用として行われていたと言われています。銀行は融資契約書において借主に対し、決められた条件で融資をするように約束し、信用受給者はこの約束に則って払渡請求権を得ることになるでしょう。そして融資の担保として、現在、または未来の売掛債権を全部銀行に譲渡することになるようです。継続的に融資しようとする場合、一括譲渡と概括譲渡という二つの契約形式があるようです。一括譲渡の場合、既に発生している債権と、これから発生する債権の両方をまとめて銀行に譲渡するというものであり、これから発生するであろう債権は、発生した時点で財産となり、当事者間で債権移転のための法律行為などは必要ないと言えるでしょう。概括譲渡の場合、将来債権が発生した際、銀行に譲渡すべき義務を負わせるというもので、債権譲渡の法律行為が必要になるため、区別し、注意しておかなければならないでしょう。

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